秋田 佳津のお名前は… 平成25年 2月
秋
「禾」が形を表し、略語である「火」が恩を表す形声文字です。
熟した穀物を収穫すること、収穫の季節、大切なときを意味します。
秋天・秋心・秋水・秋熟・秋河などに使われ、経験が幾重にも積まれ
成熟して立派な実をつけることを表します。
「秋高馬肥」(あきたかくうまこゆ)のたとえのとおり、
秋空のように澄み渡った心と鍛錬された身体を表す言葉です。
田
穀物を植える耕地、耕すなどの意味を持ち、
「口」が区域、「十」があぜみちを表す象形文字です。
田田(でんでん)緑色に輝くさま、物が遠く続いているさま
田荘(でんそう)権力者の私有地の田地
田楽(でんがく)鎌倉、室町時代に流行った楽舞など
いつの時代でも必要とされるものであり、手を加えて成長させ、
実を成らすことを意味する言葉です。
佳
心身ともに均整がとれていて、美しい人などの意味を持つ形声文字です。
佳人・佳客・佳作・佳景・佳月・佳気・佳兆などに使われ、
美しく、優れていて、気品が高く、素晴らしいことを表します。
「漸入佳境」(ぜんにゅうかきょう)のたとえのとおり、
段階を踏みながら、森羅万象を深く理解していくことを表す
感性豊かな言葉です。
津
水の進む発着場を表す意味の形成文字です。
津液・津涯・津崖・津紘・津要・津梁などに使われ、
集まる重要なところ、核となる部分を指します。
「津津浦浦」(つつうらうら)のたとえのとおり、
細部にまで目を配り、種々の事象の中で、
明日への挑戦と方向性を見つけ出し、
人々から認められて、称賛されることを表す言葉です。
秋田 佳津のお名前は…
秋空のように澄みきつた心と身体で
いつの時代にも必要なものを、手を加え育て、
実を成らし
細部にまで目を配り
種々の事象の中で
明日への挑戦と方向性を見つけ
人々から認められ
感性豊かで、優れた素晴らしいお人柄のお名前です。
小 林 毅 一