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 踊るといふ事    平成21年 6月

 仕事に追われていた30代、スペイン国立バレエ団の完璧なフラメンコのドラマ作品と賞賛をうけた「メデア」に夢中になって、バレエ団が来日するたびに劇場に足を運んだ。日々の憂さや疲れが吹っ飛び心が弾み、舞台に酔いしれた。当時フラメンコのお稽古にも通い、アントニオガデス舞踊団のガデスに恋焦がれ、舞台終演後も立ち去りがたく楽屋入口に、立ちすくむときもありました。
  私が踊ることに出会ったのは幼稚園の頃。日舞のお稽古でした。数年のち自分から親に懇願してバレエを習わせてもらい、小学生の頃の私はバレエが3度のご飯より好きな少女でした。継続困難なるも踊ることや舞踊の鑑賞が、私のなかで巨大な趣味に変貌していきます。
 追っかけ舞踊家や振付家の遍歴をしたためます。
 20世紀最高指導者でバレエの革命児といわれるモーリスベジャール、宇宙の深遠な営みに全身で参加することだとの発言、身体と精神との融合、哲学と演劇の導入など世界中の人々を虜にした。
 71歳のとき海外で絶賛された舞踏家の大野一雄。その出会いはあまりにも衝撃的でありました。人間というものの一筋縄ではいかぬ何かを感じて、胸が詰まり、涙が溢れた。時を同じくして、舞踏家の竹之内淳志とも出会う。8年前より日本を離れ今年の 早春のある日、私のところへお立ち寄りくださり世界20カ国の壮絶な舞踏人生のお話に絶句する。
 紙数がつきた、曰く言い難い魅力の能楽や人間の所業を根源的に描くピナバウシュのことなど書けずで、残念です。
作品づくりをはじめて2年近くになる私です。楽しみと苦しみにさいなまれつつ、アメノウズメノミコトの降臨を、お祈りたてまつる私でもございます。

          秋 田 佳 津
   
         


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